三重県で出前講座を開催

 令和5年1月22日(日)三重県熊野市の「文化交流センター」において、消防団長研修会が開催されました。研修会では、県内消防団の活動報告と併せて、広島県呉市消防団長の新宅修宗氏を講師にお迎えし、「新たな災害環境に対応する消防団のあり方に関する講座」を実施しました。
 「平成30年7月豪雨における消防団活動」と題した講演では、広島県呉市で発生した豪雨災害の被害状況や捜索救助活動の様子、活動で得た教訓などを写真や動画を活用してとても詳しく説明して頂きました。
 講演終了後、参加した消防団員から土砂災害の起こりやすい地質など、地域ごとに異なる地理的条件を知ることで未然に防げる対策などができるのではないかといった闊達な質問や意見が交わされました。また、参加した女性団員は災害時の役割や団組織の中でどのように役割を果たしたら良いのかなど、女性としての視点で非常に積極的な姿勢が伺える意見なども熱心に交わされていました。
 平成30年7月豪雨災害の活動を踏まえて作成された水災時における消防団員の活動マニュアルや、関係機関との顔の見える関係の大切さなど熱意のこもった講師からのお話しは、参加した消防職団員や開催地の市町関係者にとって、今後、災害対策を検討するにあたり非常に参考になる講座になりました。
【新宅講師の講演状況】
【会場の状況】
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