021)長野: 2008年8月アーカイブ

私たちの王滝村は、木曽御嶽山に源を発した、こうした豊かな水資源を有する村です。
人口は994人(平成20年8月1日現在)、人口密度は1k㎡あたり3.2人で長野県内では一番低く全国1,004町村中の999番目、ほぼカナダの人口密度と同じです。
約311k㎡の村面積の83%が国有林であり『国有林の中にある村』です。
流域面積の96%を占める深く、広大な森林が『緑のダム』として水を蓄え、清冽な水を供給し続けているのです。
村内には、3基のダムが築堤され、水力資源、電力資源として利用されると共に、愛知用水として濃尾平野の東部から知多半島全域に給水され、灌漑用水・生活用水・工業用水などとして利用され多くの人々の生活を潤しています。
王滝村に暮らす私たちは、木曽御嶽山と豊かな森林とともに暮らし、その恩恵を受けてまいりました。
こんな小さな村の消防団は現在(平成20年8月1日)、団員数75名(内女性5名)で活動しています。
定年は46歳未満と条例で定められて、仮に延長しても50歳前に退団してしまいますが地域柄、若年の多くの方が入団してくれるため、人口に対しての団員の割合は少なくないと思っています。
広大な森林に囲まれているだけあって、過去の火災履歴を見ると住宅火災と同じくらい林野火災が発生しています。
平成11年に発生した林野火災では、近隣の消防団や長野県と愛知県の防災ヘリコプターに消火活動の応援をしていただいたこともありました。幸いダムが近く、ヘリコプターの給水が容易だったこともあり大火事には至りませんでしたが、そういった活動を通じ、消防活動の連携や支援の大切さを学ぶと同時に、日ごろからの予防消防の重要性を認識してきました。
今後、過疎化・若者の人口減など山村の消防団を取り巻く環境は一層厳しさを増してくると思いますが団員、住民一丸となって地域の活力の素である消防団を盛り上げていこうと日々頑張っています。
詳しくは王滝村消防団ホームページをご覧下さい。

http://www.vill.otaki.nagano.jp/fire/index.htm

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