日本消防協会重大ニュース

                         (順不同)

 

○自治体消防制度60周年記念式典を挙行(3月)

  昭和23年3月7日に消防組織法が施行され、今日の自治体消防制度が確立して以来60周年を迎え、平成20年3月7日(金)に、日本武道館において天皇皇后両陛下のご臨席のもと参列者約8,500人により挙行された。日本消防協会も共催し定例表彰も行った。

 

○消防団国際会議を開催(5月)

5月に11カ国が参加した世界初の消防団国際会議を開催。日本だけでな

く世界の消防最前線で活躍する消防団の存在を実感。参加国共通の想いを「世界消防団の充実発展に向けた東京宣言」として採択。NHK等でも大きく報道されるなど、日本の消防団活性化に向けた大きな転機となる。次回、2年後にカナダ・バンクーバーでの再会を期す。

 

○海外消防視察もいろいろ

  北京の人民大会堂で日中消防協会定期協議会が開催、敦煌、西安等の消防事情を視察(6月)

   片山会長出席のもと第24回日中消防定期協議会が開催された。また、片山会長を総括団長とする第23回日中消防友好調査団により、中国の消防事情等を視察。

 

消防団長等幹部海外消防事情調査 北欧視察(10月)

   10月に秋本理事長を団長としてスウエーデン、フィンランド、オーストリアを調査。義勇消防隊員に対する研修の充実ぶりに感動。また、消防団国際会議に参加した国々の御縁もあり、充実した歓迎振りに感激。

 

消防互助年金視察 大好評のベネルクス3国の旅 (5月)

多くの消防互助年金関係者の参加により天候にも恵まれ、ベネルクス3国の歴史・中世の街並み巡りとアムステルダム市消防本部の訪問もあり、ホテルも四ツ星以上と大好評。

 

○生協法の改正に伴い、火災共済事業運営の大幅な見直しを開始(4月)

59年ぶりに改正された生協法が4月1日から施行された。これに伴い改めて組合員名簿を整理し、将来に向けた事業内容の充実を目指すなど大幅な見直しを開始した。

 

 

○第14回全国女性消防団員活性化北海道大会の開催(6月)

北海道札幌市の札幌コンベンションセンターにおいて、全国の女性消防団

員をはじめ、約2,500人が参加。第1部活動事例発表、第2部火災予防啓発劇、第3部パネリストと会場の参加者と双方向・対話型の意見交換会などを新たに導入する。女性のパワーを前面に押し出した、活気ある大会となる。

 

○平成20年岩手・宮城内陸地震の発生(6月14日8時43分)

日本消防協会地震等防災対策委員会現地視察実施(11月)

6月14日に発生した岩手県内陸部を震源とする地震は、岩手県内陸部、

宮城県北部において震度6強の激しい揺れを観測し、各地で多くの人的・物的被害がもたらされた。この地震に伴う消防団活動に対し、岩手県、宮城県消防協会長を通じ支援金を交付。また最も被害が大きく長期間にわたる消防団活動を実施した栗原市消防団へ追加支援を交付。

 11月25日に地震等防災対策委員会メンバーが被災地(駒の湯温泉、冷沢地区、荒砥沢ダム)を視察した。

 

○第27回全国消防殉職者慰霊祭の開催、初の現職総理大臣ご参列(9月)

第27回全国消防殉職者慰霊祭が、平成20年9月11日(木)午前10

時から日本消防会館ニッショーホールにおいて厳粛かつ盛大にとりおこなわ

れた。今年度新たに合祀された御霊は9柱、明治初期から現在まで合祀された御霊は5,395柱。また、特別来賓として福田康夫内閣総理大臣が参列された。昭和57年の第1回以来、現職の総理大臣ご本人のご参列は初めて。

 

○日本消防協会顧問会議を開催(9月)

  平成20年9月4日(木)協会顧問会議を開催。最近の業務状況等を説明し、幅広いご意見を頂いた。

顧問のメンバーは以下のとおり。

  日本テレビ放送網㈱代表取締役取締役会議長   氏家 斎一郎

  電通株式会社最高顧問             成 田  豊

  前日本商工会議所会頭 旭化成㈱代表取締役会長  山口 信夫

前全国市長会会長、金沢市長           山出  保              

(敬称略・50音順)

 

○第21回全国消防操法大会の開催〈10月〉

  平成20年10月12日(日)第21回全国消防操法大会が東京都江東区の東京ビッグサイトで開催され、2万3千人以上が参集。今大会は自治体消防60周年記念事業の一環として東京都並びに関係機関のご支援ご協力を得て初めてビッグサイトの大舞台で開催することにした。

首都東京の足回りが良く著名な会場という利点を活かし同時開催の地域総

 合防災力展との相乗効果により消防関係者に限らず広く一般の方にもご覧い 

 ただき、消防団の活動について理解を深めていただくことができた。

  また、10月26日(日)午後3時10分から50分間、NHKBS2で「開催!消防団の甲子園~第21回消防操法大会~」の題名で放送された。

 

○第21回全国消防操法大会激励交流会を開催(10月)

  平成20年10月11日(土)東京ビッグサイトレセプションホールにおいて操法大会出場選手及び消防関係者約1000名が参加して開催された。劇団ふるさときゃらばんのオープニングセレモニーで始まり、消防応援団の大沢啓二代表世話人、水前寺清子さん、菅原文太さん、田中邦衛さん、千葉紘子さん、徳光和夫さん、平野啓子さんの7名から出場選手に記念品(Tシャツ)の贈呈や激励の言葉をいただき、特に、麻生太郎内閣総理大臣が来賓を代表して日頃の消防団活動への感謝と明日の操法大会出場選手への激励等のご挨拶をいただくなど大変盛況な交流会となった。

 

○地域総合防災力展を開催(10月)

  10月11日~12日に全国消防操法大会と併せ、操法大会に隣接する東

京ビッグサイト西ホールで初の地域総合防災力展を開催。オープニングでは、

消防応援団の小倉優子さんも登場し、「消太」と共演。会場も、消防機器メー

カーの出展や消防団員生産の物産展などで大いに盛り上がり、2日間で3万

5千人の入場を記録。

 

○青少年消防組織の育成強化

  昨年から日本防火協会とともに青少年消防組織のあり方に関する研究会を開催。本年度はアメリカや国内先進地を視察。11月には消防庁から少年消防クラブの対象範囲を高校生まで拡大する通達が発出された。来年7月にはチェコ・オストラバで開催されるヨーロッパの青少年消防オリンピックに日本の若者をも参加予定。

 

○日消会員数及び消防団員数調査の実施、減少は鈍化(10月)

消防団員数は依然減少傾向。しかし、減少数、減少率ともここ数年鈍化。

 その中でも女性消防団員は、毎年増加している。また、前年比で増加しているところも10都府県あり。調査結果とともに団員確保に関する会長書簡を送付。

 

○防火ポスター・作文の最優秀者が決定する。(10月)

防火ポスターの部は、応募総数150点の中から広島県福山市立城南中学

校3年小畠弓佳さんが最優秀賞を受賞。この作品は初めての横長画面の入選となった。

作文の部は、応募総数68点の中から消防団員の父親の姿を身近に温かい

目で表現した福岡県筑紫野市立筑山中学校3年大野真希さんの作品が最優秀賞に選ばれた。

 

○消防団多機能型車両を交付

  昨年度に引き続き、本年度は23台を交付。21年1月には全車納入予定。

これにより各都道府県に各1台ずつ配備される。

10月に開催した全国消防操法大会において3台の消防団多機能型車両(八王子市消防団、茅ヶ崎市消防団、いすみ市消防団)が、救助活動などの訓練展示を行い、全国では、数多く現場活動や訓練等で活躍している。

 

○新時代に対応した消防団運営方策講座について

  平成20年5月に山口県を皮切りに、全国各地で12月末まで19回実施し、平成21年3月末までに残り4件を実施予定している。(平成19年度は23回実施)

全国各地で消防団の活性化や充実強化、団員確保の気運が高まっているおり、好評な本事業(当初予定数16回が申し込み多数により23回となった)の役割が一層大きくなっている。

 

○福祉共済の機関誌「日消の福祉」を「いきいき消防」に改題して紙面を刷新。

  2009年新年号から紙名を改めるとともに、広く消防職団員の福祉向上に関する情報を掲載する機関誌として再スタートする。全国の消防団員のご協力を頂いて、いきいきとした紙面づくりに努める。

 

○消防団員のための健康促進DVD作成

  初めて消防団の具体的な活動を紹介することとし、徳島市消防団、東久留

米市消防団の健康増進に向けた取り組みを紹介するDVD作成。「みんなで守

る、みんなの健康」

 

○劇団ふるさときゃらばんへ感謝状と記念まといを贈呈

消防団員を主人公とするミュージカル「地震カミナリ火事オヤジ」の公演をとおして全国の消防団を元気づけ、一般の方々の消防団に対する認識を深めるなどの貢献を称え、平成20年3月2日ニッショーホールにおいて、公演の際(満員)片山会長より感謝状と記念まといを贈呈。

平成20年12月末までに365回の公演を予定。総動員数は32万4,800人!公演実施のためにご尽力頂いた消防団関係者にも感謝、敬意表明!

 

○ラジオ番組「おはよう!ニッポン全国消防団」の通年放送

平成18年度より開始し3年目に突入。ニッポン放送をキーステーション

に全国30局で放送。消防応援団をゲストに迎え毎週、全国の消防団員や消防関係者の方々と対談。平成20年12月27日及び28日(今年最後)の放送が通算119回目となり、岡本消防庁長官をゲストとして迎えた。また、好評につき、来年1月から3月までの放送継続も決定!

 

○第21回全国消防操法大会記念Tシャツが好評

  バックプリントにレインボーブリッジと東京ビッグサイトをデザインした記念Tシャツは売れ行きが好調で、当初予定の4,000着では足りず1,900着を追加。大ヒット。

 

○会館1Fロビーに消防団情報プラザの新設!(12月)

1Fロビーを改造し、照明などの工事も行い、消防団情報プラザを開設。

ホール利用者など一般の人に消防団のこと、最近の活動状況などをもっとよく知ってもらうため。団員確保の一助になることも願って。

 

○腕用ポンプが正面に進出

これまで奥の方に展示してあった昭和初期の腕用ポンプ車3台のうち2台 

 は故郷福岡に里帰りし、1台は明治期の腕用ポンプとともに会館正面に進出。

このポンプは、10月の全国消防操法大会の際に茨城県大子町の消防団員の

手により見事現役並の姿を披露。

 

○ニッショーホール稼働率さらにアップ!

利用可能日数の8割超え、270日稼動。

(10月は、月間パーフェクト)同日2回も含め稼動回数297回の稼動。過去最高。

 

○ニッショーグッズの販売は順調

  4月からのニッショーグッズ販売を委託業者(2社)へ移行。売り上げ利益は、11月末時点で、約16%増加。一階ロビーでの展示拡大と合わせて今後の収益UPを期待。

 

○著名人多数がニッショーホールにご来館

昨年初めて天皇皇后両陛下にご来館頂いたが、今年はさらに現職総理大臣

(福田前総理)をはじめ多数の大臣及び各界著名人がニッショーホールに来館され、ニッショーホールのスティタスが一段と上昇。

 

○会館防災訓練の充実

平成20年9月2日の防災訓練で非常用浄水器及び簡易トイレのデモンス

トレーションと非常食の試食会を行った。初の試みで大成功。

 

 

 
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