user2: 2007年12月アーカイブ

松山市消防団

地域防災の要として、大きな役割を担っている消防団は地域住民を中心に構成された組織です。消防団は、近年の社会環境の変化等に伴い、全国的に団員数の減少、サラリーマン化や高齢化等様々な課題に直面しており、松山市においても例外ではありませんでした。「消防団員の確保」は、地域の防災力を高める上での最重要課題と言ってよいでしょう。

そうした中、松山市は平成14年に条例定数を1,342名から1,400名に増員し、女性消防団員を採用しました。

また、平成17年1月1日に2市1町との合併では、旧市町の条例定数を削減することなく合併し、2,301名と増員を図りましたが実員数は約100名の定数割れが生じました。



こうした状況を踏まえ、平成17年1月の総務省消防庁通知「消防団員の活動環境の整備について」等を参考に討議を重ね、平成17年4月に大規模災害時に地域事情に精通する勤務の特性を有効かつ効果的に活用するため「被災情報の提供」を主な役割とする『郵政消防団員(通称:ファイヤー・ポストマンチーム)』を採用しました。





また、平成18年4月には、「大規模災害発生時に被災地避難者等の早期対応を要する避難所の管理・運営」を主な任務とする『大学生消防団員(通称:大学生防災サポーター)』を採用し、





さらに同年12月には本市の中で最もサラリーマン化が進む地域に所在する事業所に協力を得て、地元消防団が出動する各種災害に、その事業所の就業時間内に限って出動する『事業所消防団員(通称:ネッツトヨタ瀬戸内チーム)』を採用しました。





これら機能別消防団員等の採用により、防災の中核となる「消防団員の確保」は図られ、質の高い住民へのサービスが提供できるようになりました。
このように、全国に先駆けた新たな消防団体制を確立させましたが、今後も更に本市消防団の充実と活性化に取り組んでいきたいと思います。
呉市消防団

呉市消防団は,1本部,21個分団,条例定数800名で構成されておりましたが,平成15年から17年にかけての近隣8町との合併により,1本部,5方面隊,13地区隊,85個分団,条例定員2,200名,実団員数約2,000名という広島県でも有数の消防団に生まれ変わりました。

消防団車両を市内各所に167台配備し,常備消防と一体となり昼夜を問わず25万市民の安全を守っています。



海上自衛隊呉史料館(鉄のクジラ館)


消防団活動について呉市消防団の一年は4月の幹部役員会,分団幹部の会議,新任幹部への辞令交付から始まり,消防団本部の年間行事担当副団長と広島県消防協会委嘱の訓練指導員が検討に検討を重ねた年間行事計画に則り粛々と進められていきます。

中でも新たに呉市と合併した町の伝統行事は積極的に協力し,地域に密着し,信頼される消防団を新たに構築しようという団長の方針の下,音戸町の清盛祭りや下蒲刈町の朝鮮通信使再現行列等各地域の伝統行事には積極的に参加し,地域との一体感の醸成に努めています。

また,団員の規律,礼節の保持と消火技術の向上のため規律審査会とポンプ操法大会を地区隊対抗の形で隔年に開催しております。特にこの規律審査会は30名で小隊を編成し,停止間・行進間等の様々な訓練を行うもので,実施している消防団は県内にもなく呉市消防団独自なものと自負しております。

さらには,大正13年まで呉市で行われていたはしご乗りを,平成10年に復活させ,消防出初式をはじめ市内各所で行われる様々な行事において演技を披露し,防火アピールを行っております。

呉市消防団においては,昭和51年に昼間の消防力の確保を目的に地域を限定して女性消防団員を採用し,男性と同様の活動をさせておりましたが,平成19年4月に男性には出来ないソフト面を重視した活動を行うため,本部付きで女性消防隊を発足させ,分団長以下23名の女性消防団員で応急手当の普及や防火指導に当たるべく現在訓練と教育を行っています。

呉市街地の夜景(灰ヶ峰より)

○長浜市プロフィール

 長浜市は、滋賀県の東北部に位置し、福井県や岐阜県と接しており、東は伊吹山系の山々、西には琵琶湖が広がっています。伊吹山系を源とする草野川や高時川、姉川などにより形成された平野部が広がり、県内でも優れた自然景観、豊かな自然環境を有しています。

 また、北国街道と中山道を結ぶ最短経路であった北国脇往還の沿道や、戦国時代を偲ばせる長浜城や小谷城跡、姉川古戦場、さらには竹生島の宝厳寺や高月町渡岸寺の十一面観音像などすぐれた歴史的文化遺産を有しています。 この地域は、京阪神や中京、北陸の経済圏域の結節点としての位置にあり、京都市や名古屋市からはおおよそ60キロメートル圏域、大阪市からはおおよそ100キロメートル圏域にあり、JR北陸本線や北陸自動車道、国道8号、国道365号を主な広域交通軸として、京阪神はもとより北陸の経済圏域と利便性高く結びついています。

○長浜市消防団プロフィール

 平成22年1月の市町合併に伴い、長浜市と6つの町がひとつとなったことから、7つの消防団による連合制として運営してきましたが、1年の準備期間を経て、平成23年4月1日に1つの消防団へ統合しました。これにより、団員定数 2,014人、消防車両35台、10方面隊、32分団で構成される消防団となり、指揮系統の一元化や、団員の連携強化を図ることができました。

 また、平成23年5月14日に長浜ドームにおいて結団式を挙行し、消防団員の一層の団結を図りました。



 
 

 今後は、結団式における消防団長の結団宣言のとおり、"自らからの地域は自らで守る"という郷土愛護の精神を基に、団員一人一人が持てる力を存分に発揮し、有事即応の体制と強固な団結力を持って積極果敢な消防活動を行い、地域の安心安全を守るため、様々な活動を行っていきます。

横須賀市消防団

横須賀市は、海と緑の自然に囲まれ、気候温暖な風光明媚な中核市です。

消防団の歴史は古く明治27年に横須賀消防組が発足しました。

その後、組織の見直しや消防組織法の施行により何度か改編され現在に至っております。

平成になった頃から全国的に消防団員の不足が問題となり、当市においても例外でなく不足しております。

そこで横須賀市消防団では、平成35月に消防団の活性化を目的に女性を主体とした「横須賀市消防団音楽隊」を結成しました。

平成12年から市内で音楽隊の演奏会を実施し毎回大勢の観客から好評を得ております。

音楽隊は演奏を通じて市民に防火思想の普及と消防団の広報を図るとともに日頃の訓練の成果を披露することにより、消防団のイメージアップを図るよう努力しております。

これまで、出初式や操法大会等の市の行事の他、自治体消防発足55周年記念式典など数多くの式典等に参加させていただきました。

shobodan-doriru.JPG                  消防団音楽隊ドリル

 

災害に強い町を目指して

横須賀市消防団では、平成7年に発生した阪神淡路大震災を教訓に毎年開催していました操法訓練を隔年に実施し、操法を実施しない年には消防団総合演習と称し複数隊の分団(3個分団~11個分団)が合同で大規模災害を想定し大規模訓練を実施しております。

shobodan-sogoenshu.JPG                  消防団総合演習

 

横須賀市消防団では、昭和57年から災害に強い施設として鉄筋コンクリートで消防団詰所を建設しております。

1階は車庫、2階は詰所で地下に40緕・の防火水槽を備えております。

  shobodan-tsumesho.JPG                      消防団詰所

 

消防団員への災害情報をいち早く、確実に知らせるため「消防団災害情報システム」を平14年度に立ち上げ計画的に進めてまいりました。

現在では、災害出場指令は消防団員の携帯電話にメール送信し情報伝達の短縮を図っております。

 

shobodan-dohosystem.JPG

          消防団一斉同報メール送信システム

終わりに横須賀市消防団は今後一層精進し市民を災害から守るべく努力を続けて行きたいと思います。

 所沢市は、江戸時代から木綿を中心とした織物生産が盛んで織物の町として発展してきました。また、日本初の飛行場ができた航空発祥の地でもあります。

 現在、所沢市は埼玉県南西部の中心都市として発展を続けています。首都圏のベッドタウンとして人口も増加し34万人に達しました。その一方、狭山湖を中心とした県立狭山自然公園をはじめ、狭山丘陵など武蔵野の自然が数多く残り、自然と都市機能が調和した「魅力ある都市づくり」が進められ、「ゆとり・うるおい・活力ある生活都市」を目指したまちづくりを展開しています。



所沢市役所から西武新宿線所沢航空公園駅を望む


★所沢市消防団PR

  所沢市消防団の歴史は、昭和22年4月に消防団令施行に伴い警防団から消防団と改称し地域の防災の要として住民と行政のパイプ役として歴史を重ねてきました。
組織は団本部1、10個分団325名でなり各分団に消防ポンプ自動車1台を配備しております。
平成18年度には、全国消防操法大会に出場し一層の士気高揚が図られました。

 当市の女性消防団員は現在20名おり、役割については、平常時には単身高齢者防火訪問や応急手当の普及などの市民指導、消防諸行事における広報活動となっておりますが、消防出初式、消防署・消防団非常召集訓練等の消防活動訓練に参加し、大規模災害時における女性消防団員の活動の拡充を図るべく訓練を重ねています。

 平成21年度中の活動実績は、単身高齢者防火訪問については31回、応急手当普及活動25回、広報活動及び諸行事13回の延べ246名の女性消防団員が活動を実施しました。平成21年度より取り組んでいる、人形やシナリオ等女性団員の手作りの、幼児に対する防火・防災人形劇「けむりはこわいぞ」を入団促進キャンペーンや火災予防キャンペーン等で公演し、子供たちに大変好評でした。今年は新たに、保育園などの自衛消防訓練に参加し、人形劇を公演するとともに男性団員と協力し、初期消火訓練の指導にもあたりました。 入団促進キャンペーンについては、市民フェスティバルや生涯学習フェスティバルで実施され、男性団員も多数参加して、消防車両の展示や防火衣の試着等を多くの親子連れなどに体験してもらい、消防団に対する認知度の向上を高め、市民の理解を深めたと確信しております。 今後も新時代に即応した消防団活動の展開を目指して、新たな分野でのコミュニティの充実を図ります。






人形劇を公演する女性消防団員




入団促進キャンペーンで市民と触れ合う消防団員

 

自衛消防訓練で消火器の取扱い説明をする消防団員



救命講習会で市民指導をする女性消防団員

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