第38回全国消防殉職者慰霊祭

 「第38回全国消防殉職者慰霊祭」は、安倍内閣総理大臣、高市総務大臣、防災担当大臣代理中根内閣府副大臣をはじめとする多くのご来賓並びにご遺族、全国消防関係者のご参列のもと、9月12日(木)ニッショーホールにおいて、執り行われました。
 日本消防協会では、昭和57年以来、毎年、全国消防殉職者慰霊祭を行っており、本年は5柱の御霊が新たに合祀され、明治5年からの消防殉職者等の御霊は、5,762柱となりました。
 慰霊祭では、約700人の参列者が御霊に黙とうを捧げ、秋本会長の式辞につづき、内閣総理大臣、総務大臣及びご遺族代表から「追悼のことば」をいただき、その後、ご遺族、ご来賓等の参列者の皆様による献花が行われ、厳粛のなかに式典が執り行われました。

 秋本会長は、次のように式辞を行いました。
 ただいまから、第38回全国消防殉職者慰霊祭を執り行います。本日は全国各地からご遺族の方々をお迎えしているほか、とりわけご公務ご多忙の中を、安倍内閣総理大臣、高市総務大臣、防災担当大臣代理中根内閣府副大臣には特に、ご臨席を賜りました。心より感謝申し上げます。
 殉職事故については絶滅を期しておりますが、今年も秋田県能代市の火災で懸命の活動中殉職された方など五柱の御霊を合祀することとなりました。  消防の使命に殉じられた御霊はこれにより5,762柱となります。謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、困難な状況の中で活動をつづけて頂いたことに心から敬意を表します。御遺族の方々には、ご生前のことなど忘れることができない日々であろうと存じ、申し上げる言葉がない思いでありますが、ひたすらご健勝ご多幸をお祈り申し上げます。
 消防職団員の皆様は、地域の安全、国民の皆様の生命財産の保護という消防使命達成のため、日夜ご尽力頂いていますが、東日本大震災から8年余を経たなか、特に近年はさまざまな火災、自然災害、不慮の事故が相次いでおります。災害の様相は大きく変わりました。従来と異なる進路の台風や局地的な集中豪雨が発生し、思いがけない地震、火山噴火などがあります。また、社会環境にも少子高齢化、地域コミュニティの変容、社会資本の老朽化などの変化が見られます。そのようななかで、消防は、どんなことがあっても生命を守り抜くことが出来る体制を築かなければなりません。また、先年法律を制定して頂いた地域防災力の充実強化を進めなければなりません。消防の使命は益々重要になっていると存じます。
 その使命遂行の基本として大事なのは、消防職団員の安全確保であると存じます。このことは、この慰霊祭に当たって、つねに申し上げ、安全確保、殉職事故防止に最大限努力することをお誓いしているのですが、消防ヘリコプターの事故など、思いがけない事故等が跡を絶ちません。私たちは関係者一同力を合わせて、装備の改善、訓練の充実、さらにさまざまな情報環境の整備など、あらゆる面にわたって努力しなければならないと存じます。そのことが国民の皆様の安全、幸せにつながるものと存じます。  殉職事故絶滅の努力が殉職された方々に対する責務であることをあらためて、認識しながら、これからも最大限の努力をすることをお誓い申し上げます。
 最後に御霊の安らかなご冥福を心からお祈り申し上げて式辞といたします。
 

日本消防協会旗入場
 

沖山副会長による開式のことば
 

御霊の奉納
 

秋本会長による式辞
 

安倍内閣総理大臣による追悼のことば
 

高市総務大臣による追悼のことば
 

遺族代表による追悼のことば
 

日本消防協会 秋本会長による献花
 

安倍内閣総理大臣による献花
 

高市総務大臣による献花
 

防災担当大臣代理 中根内閣府副大臣による献花
 

新合祀遺族による献花
 

参列者による献花
 

参列状況
 

(一社)江戸消防記念会による鎮魂の歌(木遣り)
 

秋本会長あいさつ
 

西口副会長による閉式のことば
 

慰霊碑
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