2012年10月アーカイブ

第23回全国消防操法大会開催

 平成24年10月7日(日)、第23回全国消防操法大会が、東京臨海広域防災公園において、約1万人が参加し、盛大に開催されました。
「消防団の甲子園」とも呼ばれるこの大会は、2年に1回開催される大会で、都道府県大会の予選を勝ち抜いた47消防団が、ポンプ車の部、小型ポンプの部の2部門に分かれて出場し、速さ、正確性、規律の正しさを競うものです。
 今回は、東日本大震災後の初の全国大会という事で、秋雨の降る中、例年にも増して熱い戦が繰り広げられました。
 また併せて、消防団120年 消防防災・物産展として、地域総合防災力の必要性を再度徹底し認識を高めてもらうための防災展と、東北地方を中心とした物産展が開催されました。
 
日  時 平成24年10月7日(日)9時00分から
場  所

東京都江東区有明3丁目8番35号
東京臨海広域防災公園

主  催 消防庁、財団法人日本消防協会
共  催 東京臨海広域防災公園
協  力

東京都、社団法人東京都消防協会、
東京都消防長会、東京消防庁

参加者数 約10,000人
 

開会式

 

開会式

 大会は、総括指揮者である兵庫県福崎町消防団 後藤健廣団長を先頭とした出場隊の堂々たる入場行進で始まりました。
 開会式は、日本消防協会旗入場、秋田治夫日本消防協会副会長の開会宣言の後、国旗掲揚を行い、東日本大震災で犠牲になられた多くの方々のご冥福をお祈りし参加者全員で黙とうを捧げました。
 そして、前回大会優勝チーム、鳥取県 江府町消防団(ポンプ車の部)、兵庫県福崎町消防団(小型ポンプの部)からの優勝旗の返還後、稲見哲男総務大臣政務官と秋本敏文日本消防協会会長が、主催者挨拶を行いました。
 続いて芝博一内閣官房副長官(内閣総理大臣代理)、北村吉男全国消防長会会長からの祝辞、宮嵜泰樹東京都危機管理監(東京都知事代理)から、歓迎の言葉がありました。本大会の審査長の有岡宏消防大学校長より、競技上の注意事項が述べられた後、最後に、各都道府県出場隊を代表して、鳥取県米子市消防団 本田卓巳班長による力強く、そして胸を熱くさせる選手宣誓が会場に響き渡りました。
 

開会宣言 秋田日本消防協会副会長

優勝旗の返還
 

主催者挨拶 稲見総務大臣政務官

主催者挨拶 秋本日本消防協会会長
   

祝辞 芝内閣官房副長官

祝辞 北村全国消防長会会長
   

歓迎の言葉 宮嵜東京都危機管理監

競技上の注意事項 有岡消防大学校長
 

選手宣誓文

宣誓
東日本大震災から1年半経ち、復興も徐々に進んできています。
あの震災で消防団の役割、重要さ、再確認しました。
全都道府県が参加する、この大会で消防団の輪を広め、消防団全員で今大会、そして地元を盛り上げましょう。
消防の基本である、操法をいままで訓練してきました。
苦しい時は、仲間同士で励まし合い、うれしい時は、仲間同士でよろこび合い、そこで私達チームには、かけがえのない絆が生まれました。
この強い絆と、いままで支えてくださった地域の方々、指導者、そして家族に感謝し、その恩返しを全国大会というすばらしい舞台で、返すとともに、感謝と絆を胸に全身全霊、正々堂々と操法することを誓います。

平成24年10月7日
選手代表 鳥取県米子市消防団 班長 本田卓巳

 

選手宣誓 鳥取県米子市消防団 本田班長
 

操法競技

 午前10時より操法競技が開始され、ポンプ車の部24隊、小型ポンプの部23隊に分かれ、熱戦が繰り広げました。
ポンプ車の部
  都道府県 消 防 団 名
1 岡山県 和気町消防団
2 宮城県 登米市消防団
3 千葉県 君津市消防団
4 島根県 益田市消防団
5 山梨県 笛吹市消防団
6 鹿児島県 中種子町消防団
7 東京都 日の出町消防団
8 福島県 塙町消防団
9 兵庫県 南あわじ市消防団
10 岩手県 二戸市消防団
11 大分県 九重町消防団
12 新潟県 村上市消防団
13 滋賀県 野洲市消防団
14 山口県 下関市消防団
15 佐賀県 鳥栖市消防団
16 愛媛県 伊方町消防団
17 奈良県 葛城市消防団
18 岐阜県 恵那市消防団
19 京都府 与謝野町消防団
20 群馬県 沼田市消防団
21 石川県 かほく市消防団
22 広島県 福山市消防団
23 青森県 十和田市消防団
24 愛知県 大府市消防団
小型ポンプの部
都道府県 消 防 団 名
1 三重県 鈴鹿市消防団
2 福井県 大野市消防団
3 神奈川県 南足柄市消防団
4 徳島県 阿南市消防団
5 栃木県 さくら市消防団
6 秋田県 三種町消防団
7 長崎県 壱岐市消防団
8 埼玉県 小鹿野町消防団
9 長野県 松本市消防団
10 宮崎県 都農町消防団
11 茨城県 阿見町消防団
12 高知県 本山町消防団
13 和歌山県 有田市消防団
14 香川県 直島町消防団
15 北海道 別海消防団
16 沖縄県 浦添市消防団
17 大阪府 柏原市消防団
18 静岡県 静岡市消防団
19 富山県 高岡市消防団
20 山形県 新庄市消防団
21 福岡県 福岡市東消防団
22 熊本県 天草市消防団
23 鳥取県 米子市消防団
   

○ポンプ車の部


操法開始前

集 合
   

乗 車

ホース延長
   

ホース延長

放 水
 
○小型ポンプの部

操法開始

吸管搬送
   

エンジン始動

ホース延長
   

放 水

放 水
 

消防団による震災対応訓練

 操法競技終了後、消防庁と財団法人日本消防協会が貸与、交付している標準的な救助活動用の資機材を搭載した車両を使用した震災対応訓練が行われました。
 今回は、東日本大震災の教訓を踏まえ、東京都向島消防団、深川消防団、城東消防団、青梅市消防団、埼玉県坂戸市消防団、千葉県銚子市消防団、茨城県取手市消防団により、火災への出動はもとより、地震や風水害などの大規模な自然災害などあらゆる場面で、住民の避難誘導や救出作業等の消防団が担う幅広い活動の重要性と、地域防災に果たす役割を広くアピールしました。

 

避難広報

エンジンカッターによる切断

要救助者の搬送

チェーンソーによる切断

放 水

指揮本部運営
 

表彰式

 有岡審査長から競技審査結果が発表され、引き続き表彰式が執り行われました。ポンプ車の部、小型ポンプの部とも優勝隊(各部1隊)には、消防庁長官賞と日本消防協会会長賞が、準優勝隊(各部3隊)・優良賞隊(各部6隊)には日本消防協会会長賞が授与され、最後に日本消防協会会長特別賞として、優秀選手賞が各操作員の合計9名に授与されました。

 

ポンプ車の部 優勝隊 岡山県 和気町消防団

 

小型ポンプの部 優勝隊 長崎県 壱岐市消防団

準優勝隊各3隊 優秀選手 各操作員
 
第23回全国消防操法大会結果
消防庁長官表彰・日本消防協会会長表彰(優勝隊 各部1隊)
ポンプ車の部 小型ポンプの部
岡山県  和気町消防団 長崎県  壱岐市消防団
 
日本消防協会会長表彰(準優勝隊 各部3隊)
ポンプ車の部 小型ポンプの部
広島県  福山市消防団
東京都  日の出市消防団
群馬県  沼田市消防団
高知県  本山町消防団
福岡県  福岡市東消防団
静岡県  静岡市消防団
 

日本消防協会会長表彰(優良賞隊 各部6隊)

ポンプ車の部 小型ポンプの部

愛知県  大府市消防団 
滋賀県  野洲市消防団
千葉県  君津市消防団 
石川県  かほく市消防団 
鹿児島県 中種子町消防団
岐阜県  恵那市消防団

茨城県  阿見町消防団
鳥取県  米子市消防団
三重県  鈴鹿市消防団
長野県  松本市消防団
秋田県  三種町消防団
埼玉県  小鹿野町消防団

 
日本消防協会会長特別表彰(優秀選手賞 各操作員1名
ポンプ車の部

指揮者   片山 俊彦 (宮城県登米市消防団)
1番員   浅利 光輝(広島県福山市消防団)
2番員   三好 教彦(愛媛県伊方町消防団)
3番員   新田 章博(岡山県和気町消防団)
4番員   吉多 達也 (石川県かほく市消防団)

 
小型ポンプの部

指揮者   新堀 一利 (秋田県三種町消防団)
1番員   田村 悠人 (秋田県三種町消防団)
2番員   林  聡  (富山県高岡市消防団)
3番員   原  誠一 (徳島県阿南市消防団)

 

閉会式

 表彰式終了後、引き続き閉会式が行われ、石田詔夫東京都消防協会会長のご発声により「万歳三唱」を行った後、豊永義夫日本消防協会副会長の「閉会宣言」により、第23回全国消防操法大会の全日程を終了しました。
 

万歳三唱 石田東京都消防協会会長

閉会宣言 豊永日本消防協会副会長
 

閉会式
 

東京消防庁音楽隊・カラーガーズ隊

 東京消防庁音楽隊(五十嵐 清隊長)のご協力により、式典中はもちろん、お昼の休憩にはカラーガーズ隊も加わり、その演奏と演技で大会に花を添えて頂きました。
 

 

平成24年度防火防災に関する作文コンクール審査結果

 生活協同組合全日本消防人共済会では、毎年全国の中学生を対象とした防火防災に関する作文コンクール行っています。
 各都道府県の支部から、「わたしのまちの消防団」を作文のテーマとし、選抜された作品46点の中から、当共済会において第一次審査及び第二審査を行い、厳選した審査の結果、最優秀賞には宮城県石巻市立湊中学校3年横山巧さんの作品が選ばれました。審査結果については別添のとおりとなりました。
 佳作以上の作品については、入賞作品集としてとりまとめて、全国の消防機関等へ配布いたします。
 たくさんのご応募ありがとうございました。

最優秀賞作品はこちら

 

最優秀賞(1名)
宮城県  石巻市立湊中学校
3年  横山 巧さん


優秀賞(3名)
宮城県  大河原町立金ヶ瀬中学校
3年  鈴木 健さん


愛媛県  宇和島市立城北中学校
2年  上甲 菖さん


鹿児島県 薩摩川内市立川内南中学校
1年 北原 碧海さん


佳 作(9名)
青森県  十和田市立十和田湖中学校
1年 守田 彩乃さん


岩手県  洋野町立中野中学校
1年 櫻井 翔太さん


茨城県  北茨城市立関本中学校
3年 酒井 達弥さん


鳥取県  伯耆町立溝口中学校
3年 神庭 秋穂さん


愛媛県  上島町立弓削中学校
2年 浪切 奈々さん


香川県  高松市立国分寺中学校
1年 福井 里紗さん


熊本県  天草市立天草中学校
2年 古田 駿作さん


熊本県  玉名市立天水中学校
2年 大久保 賢一さん


福岡県  宗像市立自由ヶ丘中学校
2年 奥井 みわ子さん

-- 第22回 平成24年8月25日(土)又は26日(日)--
葛城ユキさんが綾部市消防団(京都府)と対話

出演:消防応援団

 葛城ユキさん


 



京都府  綾部市消防団 団長
西安 榮樹さん

 少しでも消防団の活性化につながれば幸いです。 他の団でいろいろな取り組みをされているようで、私達も参考にさせていただきたい事が数多くあります。
  これからも安心・安全の為、努力を重ねてまいります。
 
次回放送予定  : 第23回 平成24年9月1日(土)又は2日(日)放送
ゲスト       : 倉田保昭さん
消防団員     : 神奈川県 横浜栄消防団 班長 飯島 信治さん
 
-- 第21回 平成24年8月18日(土)又は19日(日)--
葛城ユキさんが松島町消防団(宮城県)と対話

出演:消防応援団

 葛城ユキさん


 



宮城県 松島町消防団 班長
戸田重夫さん

 ラジオに出演するとは夢にも思ってなかったので、とても緊張して汗だくでした。 上手く話すことが出来たのか未だに不安です。
 葛城ユキさんのサインを頂いてとてもうれしかったです。

次回放送予定  : 第22回 平成24年8月25日(土)又は26日(日)放送
ゲスト       : 葛城ユキさん
消防団員     : 京都府 綾部市消防団 団長 西安 榮樹さん
 
-- 第19回 平成24年8月4日(土)又は5日(日)--
葛城ユキさんが城東消防団(東京都)と対話

出演:消防応援団

 葛城ユキさん


 



東京都 城東消防団 分団長
青木 清美さん

 

 消防団は地域防災の要であり、団員は地域住民の方々と共に暮らし育ってきた存在であることを常に自覚し、防災講演等にも励んでいます。

 

次回放送予定  : 第20回 平成24年8月11日(土)又は12日(日)放送
ゲスト       : 葛城ユキさん
消防団員     : 福井県 勝山市消防団 部長 山内加代子さん
 
-- 第20回 平成24年8月11日(土)又は12日(日)--
葛城ユキさんが勝山市消防団(福井県)と対話

出演:消防応援団

 葛城ユキさん


 



福井県 勝山市消防団 部長
山内加代子さん

 ニッポン放送に出演させていただき、ありがとうございました。
 平成4年に入団して早20年!!改めて身も心も引き締まる思いです。素晴らしい仲間と巡り会え、部長という大役を務めさせていただけるのも仲間達のお陰と感謝の心でいっぱいです。
 規律ある団に笑顔の花を咲かせ、定年までの残された時間を大好きな勝山を守るお手伝いが出来たら嬉しいです。
 家族と、勤める会社と、そして仲間達に感謝!

次回放送予定  : 第21回 平成24年8月18日(土)又は19日(日)放送
ゲスト       : 葛城ユキさん
消防団員     : 宮城県 松島町消防団 班長 戸田重夫さん
 

平成24年度「『見える』安全活動プロジェクト」の実施について

「『見える』安全活動プロジェクト」特設ページ
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/concour/index.html

厚生労働省報道発表ページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002kw6h.html

リーフレット掲載ページ
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/leaflet_2012.pdf


消防団応援歌歌詞作品募集に係る採用作品の決定について

 日本消防協会では、消防応援団、水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」による消防団応援歌の歌詞を募集しておりましたが、締切の8月末までに157作品の応募がありました。
 これにつきまして、選考委員の皆さんにご検討頂いた結果、次の作品が最優秀賞等に決定いたしました。
 最優秀作品は、まず、本年10月6日の全国消防操法大会激励交流会においてご披露をいたします。その後できる限り多くの皆さんに親しんで頂き、明年11月25日の東京ドームでの消防団120年・自治体消防65周年記念大会で皆さんに歌って頂けるようにし、その後も消防団員の皆さんに楽しんで頂けるようにしたいものと思っております。
 

1 最優秀賞(1作品)
   宮城県栗原市  後藤 聡さん
                  めぐみさん    
    「消防団 三百六十五歩のマーチ」

2 優秀賞(4作品)
   北海道札幌市  朝倉 修さん
   神奈川県横浜市 平井 まなみさん
   愛知県名古屋市 森島 眞治さん
   大阪府東大阪市 駒井 瞭さん

このアーカイブについて

このページには、2012年10月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2012年9月です。

次のアーカイブは2012年11月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 7.1.4