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 南箕輪村の消防組織は、明治28年に以前の各耕地消防組を一括連合し、「南箕輪村消防組」として、各耕地消防組(現在の分団)を部と改称、各地区単位で8部をもって発足した。昭和12年「南箕輪村警防団」に改組され、各部はそれぞれ警防分団に名称が改められた。 さらに、戦後、昭和23年消防組織法が施行され、国の統括や府県、警察から離れて住民にもっとも身近な自治体である市町村が管理することになり、自治体消防として「南箕輪村消防団」が発足した。発足当時は8分団3部を組織し、300余名の団員で構成された。 団員数は、昭和33年の311人をピークに昭和39年には230人に削減され、昭和54年の消防団機構改革により、5分団10部とし、団員定数200人を目標に年次計画で削減することとなったが、人口増等による事情から昭和62年に215人の団員定数となった。 平成5年には中込区に消防団が発足し、団員定数は230人に増員した。消防機械等の近代化により、機械器具の軽量化や操作性が簡易化され、また業務内容によっては女性の方が適していることもあり、平成6年には、消防団の活性化として女性団員を任命することとなった。 機械力の整備においては、昭和22年に本村で初めてのポンプ自動車が購入され、北殿分団に配置し、間もなく起こった飯田市の大火(昭和22年4月20日)に出動し、その威力は現実をもって村民に示された。以後、消防ポンプの導入に力を入れ、各部ごとにポンプ自動車や可搬ポンプが配備された。 常備消防については、昭和43年から消防常備部を設置し、タンク車1台を備え24時間体制を敷いたが、昭和48年4月には上伊那6市町村が消防事務を共同処理するため、消防一部事務組合として伊那消防組合が組織され、本村はその伊那消防組合の管轄下に入り、現在にいたっている。

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